自己紹介

 前回から株式投資についてのブログを書き始めたのですが、本人は金融業界にどっぷりつかってきた人間ではありません。

自然科学系の学部を修了した後、社会人キャリアはSEからスタートしました。いろんなシステム開発に携わりましたし、40代以降はプロジェクトマネージャやプロジェクト管理も経験しました。要はシステムの人間です。

実際に証券会社のシステム開発に携わったところで投資に興味を持ちました。もともとは保険会社や銀行のシステム部門として顧客・契約管理やコールセンターのシステムの開発・保守をやっていたのですが、金融関係の流れで証券会社のシステムも開発するようになりました。そのときに株式売買の発注システムにかかわることがあったのです。

最初は自己売買部門が手動で発注していたものを手助けするようなシステムでした。決まった株数を売る、あるいは買うという銘柄と株数のファイルがあって、それらを自動的に発注していくようなシステムですね。そこから始まって、戦略的な売買手順を自動化するシステムも作るようになりました。戦略的といっても、そんなに複雑なものではなかったと思います。買いの平均買い付け価格を下げるような戦略とか、売りの平均約定価格を高く保つシステムとか。

それらのシステムはそんなに複雑なものではなく、誰にでも思い付きそうなやり方でした。業務で使っていた戦略は守秘義務があるのでここでは書きませんが。それらは極短時間での取引であり、これから考えるポートフォリオの取引とは全く関係がありません。ポートフォリオでは数か月間放置して利益が出るような方針なので時間軸が違います。

まあ、そういう感じでシステムを作っている現場で実際に株取引はこのように行われているのだ、ということを知り興味を持ちました。証券会社の業務を行っている間は個人的に株取引ができませんので、その業務から離れた後、自分で株取引をやってみることにしました。

いろいろ株取引の本を読んだり、ネットから知識を得たり、株ブログの取引を読んだりしましたが、そんなに利益は出ませんでした。それに、世の中にある株情報は短い時間軸にフォーカスしたものが多いと思いました。それは当然でしょうね、誰でも素早く大儲けしたいですから。そのような情報を見て自分でやっては見たものの、そんなに儲からないのだなということだけは学びました。

もちろん世の中には長期投資に関する株情報もありますが、結果の検証をしているものが少ないように見受けられます。例えば不動産業種に投資して株価が何倍にもなったとか、XX関連株に投資して何年で何倍の利益が出たとかいろいろありますが、その手法がこれからも役に立つかどうかわからない。

いわゆるテーマ株投資と言われるものですが、それらも選んだ銘柄が当たればいいけど、外れたらそれまでだし。外れたら外れたで、どこで見切りをつければよいのかわからないし。うまくいった実例はたくさん紹介されているけど(商売のために)どのように考えれば良いのかをくみ取るのは難しい。

なんだか世の中の株情報に対する批判みたいになってきましたが、今回の自己紹介はこれで終わりです。

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